勘から科学へ

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四季報を買うべき2つの理由とデメリット

私は四季報を本で買っています。

 

四季報を買うことをお勧めする2つの理由があります。

 

1.情報が網羅的に書かれている

2.ページを適当にめくることができる

 

1.情報が網羅的に書かれている。

四季報には情報が網羅的に書かれています。

財務的なところでは自己資本率や有利子負債などの記載があります。

他にも指標的なところではROEROAが掲載されています。

他にも株主の一覧や直近の株価のチャート、PERなども記載があり便利です。

 

他にも四季報の編集部の企業に関するコメントは秀逸です。

四季報の担当者がその会社をどう見ているのか会社比強気などのコメントが欄外にありみることができます。

実際にどこまでこの予想があるのかわかりませんが、他の投資家もこのコメントをみているのである程度は参考になります。

 

2.ページを適当にめくることができる

四季報を本で買うとページを適当にめくることができます。

つまりランダムに銘柄をみることができます。

ある本にはランダムにポートフォリオを組んだほうが運用成績がプロよりいいなんて話もあります。それの是非はともかく、本をぺらぺらとめくることで普段検索することがないような銘柄にあたることができます。

もちろん普段からアンテナを張り巡らせておくべきではありますが、一般消費者向けの会社しか我々が普段生活していても目にしません。

 

BtoBの会社または地方に根ざした会社をどう探すかというと四季報を適当に探すというのもひとつの方法です。

 

ランダムにページをめくることで思いもよらなかった会社に出会えることがあります。

 

株の雑誌などで取り上げられている株はすでに材料がニュースになっており、あまり利益の幅が少ないです。しかしこの探し方ならニュースになる前に仕込むことが可能になります。

 

四季報のデメリット

四季報のデメリットは情報が古いということです。

発売が3ヶ月に一回ということで、どんどん情報が古くなっていきます。

情報によって株価が急変するのはよくあることです。そのため情報が遅いとそれに乗り遅れる可能性があります。

 

また四季報の情報は網羅性を重視しているため、一社一社の分析が深く載っているわけではありません。そのため分析がしたい場合は別の媒体で情報を集める必要があります。

 

四季報は買うべき本だと思っています。

ただこれを買うべき会社の分析の第一歩というか、まずは会社を認識するためのツールだと思っています。思いもしなかった企業との出会いがあるので買ってみてはいかがでしょうか。

 

 

会社四季報 2018年3集夏号 [雑誌]

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会社四季報の達人が教える10倍株・100倍株の探し方

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